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入社手続き実務ポイント

皆さまこんにちは。社労士の高橋です。

年度替わりも近づき、間もなく入社手続きが増える時期となります。
入社時の手続きは、社会保険・雇用保険だけでなく、扶養確認やマイナンバー管理など、正確性が求められる業務が多く含まれます。
今回は、総務担当者の皆さまが特に注意すべきポイントを整理します。

■社会保険・雇用保険の取得手続き
【社会保険】
・健康保険・厚生年金保険 被保険者資格取得届(原則:入社日から5日以内)
加入対象かどうかの判断は、所定労働時間・所定労働日数が基準となります。パート・アルバイトについても、加入要件を満たす場合は必ず手続きが必要です。
【雇用保険】
・雇用保険被保険者資格取得届(原則:入社月の翌月10日まで)
週20時間以上かつ31日以上の雇用見込みがあるかを必ず確認しましょう。

■ 扶養確認のポイント
社会保険の扶養認定では、収入要件や同居要件の確認が必要です。
【確認すべき主なポイント】
・年間収入見込みが130万円未満であるか(※条件により異なる場合あり)
・配偶者や子の収入状況
・別居の場合の仕送り確認
誤った扶養認定は後日の返還問題につながるため、証明書類の確認を徹底しましょう。

■ マイナンバー管理
社会保険・雇用保険手続きにはマイナンバーの取得が必要です。

実務上のポイント:
・利用目的を明示して取得する
・本人確認を確実に行う
・アクセス制限や保管方法を明確にする
・不要となった場合は適切に廃棄する
情報漏えいは企業の信用問題に直結するため、管理体制の整備が不可欠です。

■ 試用期間中の注意点
試用期間であっても、労働契約は成立しており、社会保険・雇用保険の加入要件を満たせば取得手続きが必要です。
注意すべき点:
・試用期間中でも原則として社会保険は加入
・本採用拒否は客観的合理性・社会的相当性が必要
・労働条件通知書に試用期間の内容を明記する
「試用期間だから柔軟に対応できる」という誤解は、後の労務トラブルにつながります。

■ まとめ
入社手続きは、単なる事務作業ではなく、会社のリスク管理の重要な一部です。
・取得手続きの期限管理
・扶養認定の正確な判断
・マイナンバーの厳格管理
・試用期間中の法的理解
これらを徹底することで、トラブルを未然に防ぐことができます。

入社手続きの体制整備や判断に迷うケースがございましたら、当事務所までお気軽にご相談ください。

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