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職場の熱中症対策が強化されます
みなさまこんにちは。
アシストの坂口です。
4月下旬とは言え、日中は汗ばむぐらい暑くなってきましたね。
暑くなってくると気を付けないといけないのが熱中症です。
厚生労働省の資料によると、熱中症が死亡災害に至る割合が、他の災害の約5~6倍。
死亡者の約7割は屋外作業。
そのほとんどが初期症状の放置や対応の遅れが原因になっているようです。
現場において死亡に至らせない(重篤化させない)ために、適切な対策の実施が必要となり
職場における熱中症対策が強化されるようになります。
令和7年6月1日に改正労働安全衛生法規則が施行されるのですが、以下の内容になっています。
①「熱中症の自覚症状がある作業者」や「熱中症のおそれがある作業者を見つけた者」がその旨を報告するための体制整備及び関係作業者への周知。
②熱中症のおそれがある労働者を把握した場合に迅速かつ的確な判断が可能となるよう
1)事業場における緊急連絡網、緊急搬送先の連絡先及び所在地等
2)作業離脱、身体冷却、医療機関への搬送等熱中症による重篤化を防止するために必要な措置の実施手順の作成及び関係作業者への周知
対象となるのは、「WBGT28度以上又は気温31度以上の環境下で連続1時間以上又は1日4時間を超えて実施」が見込まれる作業となっています。
※作業強度や着衣の状況等によっては、上記に該当しない場合であっても熱中症のリスクが高まるため、上記に準じた対応が推奨されます。
「自分は大丈夫!」などは思わず、体調に異変を感じたらすぐに周囲に相談をして、初期段階で対応できるようにしましょう。
熱中症対策に限らず、周囲の変化を感じ対応できるような職場環境をつくっていきたいですね!
本日は以上です。