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令和5年年末ご挨拶
みなさんこんにちは。社労士の藤武です。
令和5年もあと数日でおわりですね。
少し今年の改正を振り返りながら今年最後のブログとさせていただきます。
今年も様々な改正がありましたが、今年終盤に出た、いわゆる年収の壁対策が、今後の働き方(特にパートタイマーの方)の方向性を表現していると感じています。
また、最低賃金の引き上げが3年連続平均40円超の引き上げもそれに関連していきます。色んな意見がありますが、私個人としては残業しなければ生活できないという状況でいる方々がいるならば、賃金引上げは長時間労働抑制の観点からも悪くない施策であるとは感じます。
その背景として、経済を支える根幹は消費であり、消費するのは幅広く全国民であって、消費を底上げするためにも賃金を引き上げる。理にかなった理論ではあります。
ただ、単純に賃金が引き上げられていけば、長い年月変わってない所得税の103万円や社会保険扶養の130万円のいわゆる年収の壁のままでは無理が出てくるわけです。
今回の年収の壁対策は、その背景で建て付けのような形で出された施策です。
来年は10月に従業員数50人超の企業で週20時間以上のパートタイムへの社会保険適用が拡大され、さらに2025年には年金の改正があり、第3号被保険者を含めた家族と働く方々のあり方が変化していくと思われます。
また雇用保険法でも改正(週10時間以上での加入や高年齢雇用継続給付の引き下げなど)が予定(施行予定は未定)されています。
少子高齢化が顕著になる中で、女性・高齢者の労働力を確保し、働き手の底上げをする方策もより強くなっていくでしょう。
来年以降も改正が多くなることが見込まれます。
今後の動向を注視しつつ、YouTube動画などでもその都度改正の速報などをアップしてまいります。
最後になりましたが、今年も様々な方面でたくさんの方にお世話になりました。深く感謝申し上げます。
来年も皆様にとって良い年となりますように祈念しております。
良い年をお迎えください。
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