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介護事業所のBCP策定義務について③
皆さんこんにちは!大阪オフィスの筏です
急に冷えるようになりましたね💦私は酷い冷え症でして、既に足元ヒータを付けています💦これからもっと寒くなるのに先が思いやられますね・・・(´;ω;`)考えただけで憂鬱です。。。
さて、今回は介護事業所における『自然災害のBCP』と『感染対策のBCP』のそれぞれの要点について説明いたします。
1⃣自然災害のBCP
自然災害に備えるBCPは、地震、洪水、台風、火災などの自然災害に対する対策を含みます。要点は次の通りです
a. 危険度評価: 地域の危険度を評価し、どの自然災害が最も起こりやすいかを把握することが重要です。
b. 避難計画: 利用者とスタッフの安全を確保するための適切な避難計画を策定し、定期的に訓練を行います。
c. 施設の強化: 建物や設備の耐震化、火災予防対策など、施設自体の耐災性を向上させます。
d. 非常時の連絡先: 利用者の家族や地元の災害支援機関など、連絡すべき相手先を確立します。
e. 必要な備蓄物資: 食料、水、医薬品、応急処置用具など、非常時のための備蓄物資を確保します。
2⃣感染対策のBCP
感染症(例: インフルエンザ、ノロウイルス、COVID-19など)への対策を含むBCPは、次の要点を考慮します
a. 感染対策のガイドライン: 地元の公衛部門や厚生労働省のガイドラインに基づいた感染対策プランを策定します。
b. 衛生基準の強化: 施設内の清潔度を維持し、手洗い・消毒施設の提供、マスク着用などの感染対策を実施します。
c. 検疫・スクリーニング: 利用者やスタッフの健康状態を監視し、感染者がいた場合の隔離手順を確立します。
d. 資源確保: 必要な医療用具、消毒薬、個人保護具(PPE)などの資源を確保し、適切に管理します。
e. コミュニケーション計画: 利用者とその家族、スタッフ、地域の保健当局とのコミュニケーションを確立し、感染情報の共有を行います。
どちらのBCPも、計画の策定と継続的なトレーニングが不可欠であり、施設の安全性と事業継続性の確保に貢献します。また、法的規制や業界標準に準拠することも大切ですね。
筏