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介護事業所等の労災 うつ病編その①
皆さんこんにちは!
社会保険労務士法人アシスト 大阪オフィスの筏です。
本格的に梅雨時期に突入しましたね。
ジメジメと鬱陶しい日が多くなりますが、雨の日ならではの楽しみ方もありますよね♪
私は紫陽花が大好きなので、雨に濡れた紫陽花を見るのが楽しみです!!
さて、以前、介護事業所等の労災 腰痛編を連載させていただきました。
今回からはうつ病編です。
介護事業所等で腰痛の労災申請が多いことは想像に容易いですが、うつ病の労災申請も多いことをご存じでしたか!?
あらゆる職種の中でも、介護職のうつ病による労災請求数は全業種でダントツでトップなんです。
2009年から2019年の10年間で請求数はなんと4倍にも増加しています。
第2位以下は毎年順位が入れ替わるのに対して、介護職は不動のトップ。。。
つまり、それだけ介護という仕事が肉体的にも精神的にもハードであることを意味しています。
一方、労災の支給決定率でみると介護職がトップというわけではありません。
2019年、介護職のうつ病の労災申請は256件に対して、支払件数は僅か48件で2割にも届いていません。
何故、介護職のうつ病の労災申請は認定されにくいのでしょうか??
それは、ストレスが重大事故につながらないと判断されていることが原因だと考えられます。
なぜそのように判断されてしまうのか、次回に厚生労働省から発表されているストレス「強」の基準と照らし合わせてお伝えしていきます。
参考資料:【最新データで見る】介護職の「うつ病」労災請求はなぜ認定されにくいのか? | We介護 (ten-navi.com)
筏