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介護事業所等の労災 腰痛編その⑥

皆さんこんにちは!

社会保険労務士法人アシスト 大阪オフィスの筏です。

 

行楽シーズンのはずが、急に寒くなって秋は何処へ???と感じている方も多いのではないでしょうか。

 

空気が乾燥するこれからの季節、風邪が流行りだしますね💦

コロナの脅威もだいぶ落ち着いてきたように感じますが、

まだまだマスクを手放すことはできませんね。油断は禁物です!

 

さて、前回はリスクアセスメントの進め方等についてお話致しました。

今回は腰痛予防対策のためのチェックリストの活用についてお話いたします。

 

  • 腰痛予防対策を進めるためのチェックリストの活用

腰痛の発症に関与する要因を洗い出し、そのリスクを評価するためには、チェックリストの活用が有効です。

厚生労働省が出している「介護作業者の腰痛予防対策チェックリスト」などが参考になります。

これらをもとにして、各事業所の状況に応じたチェックリストを作成することをお勧めいたします。

 

チェックリストを使用する手順としては以下の流れを参考にしてください。

(イ) 対象とする職場を巡視する

(ロ) チェックリストに列挙された視点で職場を観察する

(ハ) 特に観察のみで不明瞭な項目は職場の担当者に確認する

(ニ) 対象とする職場において否定的な回答を得た項目(具体例)を選び出す

(ホ) 選び出した項目は担当者を通じて該当する職場に伝える

(ヘ) 対策が必要であるのか、どの項目を優先的に扱うのか、

どのような解決策があるのかを職場毎に話し合ってもらう

(ト) 必要に応じて産業医や産業保健職が医学的、生理学的な観点からアドバイスする

(チ) 対策を確認するため、再度同一職場を巡視する

 

①まず、対象作業をその具体的な内容とともに書き出してみましょう。(イ)~(ハ)を通じて、リスクの洗い出しと見積を行います。

②リスクが大きく対応が必要と思われる項目は、その事業所に対策の検討するよう伝達します。((ニ)と(ホ))。

③伝達された事業所では、必要に応じて専門家から助言等を経て((ト))、どのような解決策があるのか検討しつつ、伝達されたリスクの大きさに応じて対策の要否・優先度を検討して実施する対策の内容を決定します((ヘ))。

④対策決定時に、事業所を巡視しつつ、対策を講じることによって新たなリスクが生じないか確認するだけでなく、一定期間後に対策がうまく機能しているかなどの実施状況や新たに対応すべき慈雨が生じていないか確認します((チ))。

 

なお、腰痛予防対策のためのチェックリストを初めて活用する際には、

腰痛の発生が危惧さっる作業や過去に腰痛が発生した作業を対象に限定して、

腰痛の発生に関与する要因のリスクがどの程度かを評価する(リスクの見積もり)ことも有効な手法です。

 

前途した「介護作業者の腰痛予防対策チェックリスト」(厚生労働省)は、多くの介護事業所等で活用されているようです。これをもとに各事業所に適したチェックリストの作成が望ましいですが、このままでも十分に活用できますので、ぜひ参考にしてみてください。

介護作業者の腰痛予防対策チェックリスト

 

 

参考文献: https://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/dl/saigai_boushi.pdf


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