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令和3年度全国労働衛生週間
みなさん、こんにちは!
社会保険労務士の山下です。
先日、令和3年度「全国労働衛生週間」を10月に実施することが厚生労働省より発表されました。
全国労働衛生週間は、労働者の健康管理や職場環境の改善など、労働衛生に関する国民の意識を高め職場での自主的な活動を促して労働者の健康を確保することなどを目的として昭和25年から毎年実施されており、今年で72回目となります。
近年の労働者の健康をめぐる状況として、過労死等の労災認定件数が令和2年度には800件を超えており、仕事や職業生活に関する強い不安や悩み、ストレスを感じる方も半数を超えています。
また、新型コロナウィルス感染症に罹患して4日以上休業した労働災害は、令和2年度は6,000人以上発生しており、各職場において感染予防対策を徹底・継続することが求められます。
さらに、化学物質による健康障害の防止のため、各事業場におけるリスクアセスメント及びその結果に基づくリスク低減対策の実施の促進、石綿によるばく露防止対策の強化などに取り組んでいく必要があります。
このような背景を踏まえて、今年度のスローガンを
「向き合おう!こころとからだの健康管理」
とし、事業場における労働衛生意識の高揚を図り、自主的な労働衛生管理活動の一層の促進を図ります。
さらに、新型コロナウィルス感染症の拡大防止に向けて
「うつらぬうつさぬルールとともに、みんなで守る健康職場」
を副スローガンに掲げ、事業場における更なる感染防止の徹底を呼び掛けます。
期間は10月1日から10月7日までとまだ少し先ですが、労働者が健康に働ける環境を作ることは企業活動においてとても重要なことです。今からできることを少しずつ取り組んでみてはいかがでしょうか。