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育児休業取得希望者が出たとき、やっておきたいこと
こんにちは、大阪オフィスの伊藤です。
お盆はお休みにされているところが多いのではと思いますが、
そんなときに関西方面には台風が来るとか来ないとか。
とはいえ、普段頑張りどおしの皆さんは、こんなときこそ身体を休めるチャンスかも?
盆明けに向けて英気を養っていきたいものですね。
さて、今回は引き続き育児休業についてお話させて頂きます。
実際に希望者が出たときにまず何をしておくべきか。以下、見てみましょう。
①本人との面談
現状と、復職後の予定を確認しましょう。
・産前はいつまで勤務できるのか?
・復職はいつ頃の予定か?原職復帰できるのか、勤務時間数を減らすのか?
・休業前に引き継いでおく業務や、休業中の連絡手段の確認
②業務分担
戦力が減るわけですから、中小企業にとっては死活問題になる可能性も。
マイナス1のフォーメーションをイメージして、しっかりシミュレーションをしておくべきですね。
選択としては、
・新規雇い入れ
・既存社員で業務分担
…などが考えられます。
③給付金申請、保険料免除等の手続確認
休業中の所得保障についてはご本人は気になるところだと思います。
雇用保険に加入されている場合、一定の要件を満たせば「育児休業給付金」が支給されます。
また社会保険(健康保険・厚生年金)に加入している従業員さんについては、
産前休業に入ったときから「出産手当金」という所得保障が行われます。
さらに産前産後~育児休業終了までの社会保険料が免除となりますので、
各種給付金の申請と併せて会社が手続を行う必要があります。
③についてはある程度専門的な知識が必要になってきます。
先述のとおり所得保障に係る部分となりますので、
近年は従業員さんの関心も高く、説明を求められることも多いです。
ややこしい案件となると私たち社労士や行政窓口などにご依頼頂くのがベストですが、
ざっくりと「こんな制度で」「だいたいこれくらいは保障が出るのだな」という程度でも、
面談時などに説明が出来れば良いですね。
次回は、この基本的な給付金の申請の仕組みについてご紹介が出来ればと思います。
どうやら超大型の台風は明日辺り関西を通過していくようです。
圏内にお住まいの方は、どうぞ気を付けてお過ごし下さいね。
それでは、また。