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公的年金のメリットとは!?

皆さま、こんにちは!社会保険労務士法人アシストの西村です。

いよいよ8月に入りました。こちら関西地方は非常に暑い日が続いております。
熱中症にかかる方も多いようなので、こまめな水分補給や、適切なエアコン使用など、
体調管理に十分気を付ける必要がありますね。

さて、今回のコラムは「公的年金のメリット」についてです。

この仕事をしていると、自営業者の方とお話しする機会がよくあります。
自営業者は「国民年金」に加入し、毎月約16,000円の年金保険料を納める必要があります。

お話をすると、この保険料が大きく負担であるが、年金制度に対するメリットをあまり感じない、
あまり信用できないという、年金制度に対する厳しい声をよく耳にします。

かつての年金記録問題などもあり、特に若年層を中心に公的年金に対するイメージが
良くないように感じます。

そこで、今回は、「公的年金のメリット」を一通り説明させていただき、
その良さをご理解いただければと思います。

(以下の説明では、「国民年金」について取り上げています。)

【メリット1】保険料に国庫負担がある! 

加入者が納める保険料とほぼ同額を、国が税金から負担してくれているのをご存じでしょうか?
つまり、加入者が納めた保険料のほぼ倍額が、将来もらえる年金に反映されることになるのです!

【メリット2】保険料は全額非課税 

保険料には所得税や住民税が一切かからず、節税効果が高いのも魅力といえます。
民間の個人年金では一定の控除が適用されるものの、やはり全額非課税というメリットの大きさは
格段に違います。

【メリット3】障害給付がある! 

加入者が一定の障害の状態となったときには、障害年金などの給付を受けられる場合があります。
これにより、働くことが困難になったとしても、ある程度安心することができます。
また、加入したばかりの若年層であっても支給の対象になります。

【メリット4】遺族給付がある! 

加入者が不幸にも亡くなってしまったとしても、一定の配偶者やお子さんなどがいれば、
その方たちに対して年金が支給されます。

【メリット5】終身支給される! 

老齢の年金は、受給者が亡くなるまで、一生支給が継続されます。
民間の個人年金では、10年間など期間を決めて支給されるものが主流ですが、
公的年金は生存している限り、永久に支給が続くのです。

【メリット6】免除制度がある!

失業などにより保険料を納めることが難しくなった時に、免除制度の適用を受けられる
場合があります。
この制度の適用を受けたとしても、税金から一定の負担をしてもらえるので、
免除期間が続いたとしても将来の年金の額に反映されます。

【メリット7】政府が運営している! 

民間企業ではなく、政府が運営しているので、倒産の心配もなく、安心感・安定感が
非常に高いといえます。

【メリット8】経済状況などに左右されにくい!

「スライド制」が適用されることにより、物価の変動などに応じて受給できる年金額も
変動する仕組みになっています。
そのため、急激なインフレなどがあったとしても、お金の価値が保証されるので安心です。

いかがでしたでしょうか。
いろいろ言われている公的年金ですが、このようにメリットがたくさんあります。
もし保険料の滞納を続けていると、これらのメリットを享受することができず、
非常にもったいないと言えますね。

私ども社会保険労務士では、年金に関する皆さまからの相談も受けています。
お気軽にご相談くださいね!


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