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介護事業所等の労災 腰痛編その④
こんにちは
社会保険労務士法人アシスト 大阪オフィスの筏です。
蒸し暑い日が続いていて、梅雨明けが待ち遠しいですね。
湿度が高く辛い日もありますが、夏はもうすぐそこですよ!
あと少しの辛抱です!頑張りましょう!
それではさっそく、リスクアセスメントについてお話いたします。
今回はまず簡単に概要について。
〇リスクアセスメントとは
リスクアセスメントとは職場にある様々な危険の芽(リスク)を洗い出し、 それにより起こる労働災害リスクの大きさを見積もることで、影響の大きいものから優先的に対策を講じていくための科学的なアプローチ手法です。 今まで機械・設備の安全対策や化学物質の管理などで活用され、労働安全の分野で注目されて活用されてきました。
介護事業所等の腰痛問題は健康問題でありながら、複数の要因が複合的に関わっており、腰痛発生に影響を与える要因等は、個別の事業所、あるいは、個々の労働者によって異なる為、腰痛の予防対策を実施するには、評価対象の作業を定めて腰痛の発生要因を特定し、それが関与する度合いを評価する必要があります。
介護事業所等における腰痛予防対策は、的確な優先順位設定のもと各作業におけるリスクに応じて、合理的に実行可能かつ効果的な対策を講じることが求められます。
このような方向性を持った安全衛生活動を実施していくためには、それぞれの作業の種類ごとに、場合によっては作業場所ごとに、腰痛の発生に関与する要因のリスクアセスメントを実施し、その結果に基づいて適切な予防対策を実 施していくという手法を導入することが重要になります。
リスクアセスメントの具体的な導入・進め方と効果についてはまた次回お話いたします。
参考資料:厚生労働省資料(https://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/dl/saigai_boushi.pdf)