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令和３年度の助成金改正にかかるパブリックコメントが募集されています。
令和３年度の助成金について改正を前提に、パブリックコメントが募集されています。
https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=495200412&Mode=0
改正の根拠である政令や省令等を決めようとする際に、その案を公表して、国民から意見や情報を募集する手続がパブリック・コメント制度（意見公募手続）ですが、雇用保険法がベースとなっている助成金の改正についてもパブリックコメントが公表されており、これを確認すると令和３年度の助成金がほぼ判ります。
令和３年度における助成金の改正の中で、実務上大きなものとして二つほどあります。
①キャリアアップ助成金正社員転換コースにおける、昇給要件が５％から３％に引き下げ
②人材確保支援助成金の働き方改革支援コースが廃止
①はこれまで正社員とする際に5％以上の昇給が必要であったものが３％以上になっています。これは同一労働同一賃金の流れも影響しているのでしょうか。実務的には昇給幅が小さくなることで企業の負担が少なくなっており非常に歓迎されるものです。
②は令和元年度に追加された助成金ですが、事前に時間外労働等改善助成金（現働き方改革推進支援助成金）の時間外労働上限設定コース、勤務間インターバル導入コース、職場意識改善コースの支給を受けなければならないこともあり、活用が伸びなかったのかもしれません。当時は注目された助成金でしたが笑
上記はまだ改正案段階であるため、実際の法律が確定次第、ご案内ができるものについてはアナウンスをさせていただきます。
藤武雅之
