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こんなときどうする!?⑪「アルバイトにも最低賃金あるの!?」

Posted on September 24, 2020, In: 業務, 業務ブログ

皆様、こんにちは!社会保険労務士法人アシストの西村です。

暑い夏も終わり、いよいよ過ごしやすい秋を迎えようとしています。
今年はコロナの影響で季節を感じることができにくいですが、
少しでも四季のよさを感じられたらいいですね。

さて、私のほうでは、
「こんなときどうする?」をテーマに、
タイムリーな話題についてわかりやすく問答方式で解説しております。

今回は「アルバイトにも最低賃金あるの!?」です。
行きつけの喫茶店のマスターと、社労士との
会話の風景をご覧ください。

 

社労士 マスター、ここのコーヒーはいつ頂いても美味しいですね!

マスター 先生、有難うございます!うちはブラジルから厳選した
高級品を直輸入しているので、他所には負けない味を出してますよ。

社労士 それは素晴らしい!評判がよくて、他県からも
お客さんが来てくれるそうですね。

マスター はい、本当にありがたい限りです!

社労士 商売繁盛ですね。マスターも働きすぎには注意してくださいね。

マスター そうですね。ただ、学生さんのアルバイトを募集しているのですが、
なかなか来てくれずに困ってるんですわ。
そのため自分で接客も全部しているので、少し働きすぎかもしれません。

社労士 そうなんですか。こんないい店なのに、なぜでしょうね。

マスター どうやら、ほかのチェーン店のカフェなんかにアルバイトが
集まってるらしいんです。なんでも、時給を結構弾んでるみたいで・・・
うちのような零細の店舗ではなかなかそれができないので。

社労士 なるほど。失礼ですが、アルバイトの時給はどれぐらいで募集してますか?

マスター 学生さんには1時間800円でお願いしています。
大手は1,000円ほどなので、太刀打ちできないですね。

社労士 マスター、時給800円だと最低賃金を下回ってますね。
学生さんであっても最低賃金以上のお給料を支払わなければならないのを
ご存じでしょうか?

マスター えっ!学生さんにも最低賃金ってあるのですか。
面接のときに、時給800円と説明して納得してもらってるんですが、
それでもだめなんでしょうか。

社労士 最低賃金は、たとえ労使の合意があっても破ってはいけない
「強行法規」です。学生さんが納得していても、必ず最低賃金以上
支払わなければ法違反となり、罰則を受ける可能性があります。

マスター そうなんですね、勉強になりました。
確かに優秀なアルバイトを採用するためには、それなりのお給料を
支払うのは当然ですね。
学生さんにも最低賃金以上支払うようにして改めて募集することにします。

社労士 それがよいと思います。
こんないいお店だから、たくさん応募が来ると思いますよ!

マスター 有難うございます!これからもいろいろ教えてください。

その後、マスターは最低賃金プラスアルファの時給で改めて募集を行ったところ、
たくさんの応募があったとのことです。その中で優秀な学生さんを採用したところ、
お店の評判がもっと上がり、連日大繁盛しているそうです。
マスターが法違反する前に気づくことができてよかったですね。

最低賃金を守ることは経営者としてすべきことの1丁目1番地です。
労働者を雇用するのであれば絶対守らなければならないのですが、
「学生や高齢者は守らなくていい」といった誤解は根強くあるようです。
このような誤解をなくし、労働者が安心して生活できるようにすることも
社労士の役目です。

社労士は、最低賃金を含め、給与全般についてのご相談にも対応しています。
ぜひ、お気軽にご相談ください。